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ゴーアド冬山登山教室 【初級コース】

伯耆大山

大山は中国地方にある2000mに満たない山ですが、日本海に面した独立峰で豪雪の山です。条件によっては日本海からの北風をもろに受け、厳冬期の日本アルプスにも匹敵する冬山になります。

今回の登山は冬山初心者のためのウェアーや装備、生活の仕方、歩行技術など全般に学ぶことができます。

【日時】2025年1月25(土)~26(日)

【集合場所】 現地集合(大山寺駐車場)

【所要時間】 1泊2日  集合(現地)10:00/解散翌日10:00  ランク C

【参加規定】18歳以上の健康な方

【技術レベル】

・ソロ山行で1月の九重・長者原~坊がつる・テントで2泊・3日で大船山 三俣山が登れる。

・手袋をはめてハーネスにロープを結束できる

※事前講習で練習できます。

【参加料金】 20,000円(オンライン講習料、食事代含む・交通費別)

【用意して頂く物】

・ザック60L程度

・防寒着(ダウンジャケットなど) ・ハードシェル上下 ・ヘッドランプ 

・防寒手袋(テムレス+スキングローブ)・バラクラバ ・サングラス

・冬用ブーツ ・ゲイター

・アックス  ・クランポン

・ハーネス ・ヘルメット ・カラビナx5 ・スリングx2 

・行動食x3(昼2回・朝1回 1回500Kcal程度)

・飲料水(目安:1日当たり1000~500ml)

など

【キャンプ装備】

*寒い(マイナス10℃以下の可能性)ので防寒着を準備してください。

・スリーピングバック(3シーズン用以上推奨)  ・スリーピングマット 

・食器  ・着替え  ・ヘッドランプ

・つまみ ・飲み物 ・トイレパック

【ツアースケジュール】

《1日目》

10:00 大山寺(最終集合地点・トイレあり)

10:30 大山寺出発

12:00 元谷~行者登山道

12:00~15:00 行者登山道にて冬山歩行技術訓練

17:00 弥山山頂小屋(泊)

《2日目》

5:00 起床~朝食

7:00 出発~弥山~剣ヶ峰

9:30 剣ヶ峰~弥山

12:00 弥山

14:30 大山寺(解散)

22:30 橘香園場駐車場(最終解散)

【周辺状況及び行動概要】

1月末のふもと(大山寺)での積雪は1~2mにもなります。山頂の積雪は5mの高さの弥山小屋がすっぽり埋まるほどです。

気温はマイナス10℃くらいが普通で、時にはマイナス20℃にもなります。穏やかな日には無風の時をありますが荒れると人が飛ばされる強さです。

《1日目》

午前3時に橘香園を出発します。朝早いので前日は早めに寝てくださいね。7時間の道中ですが車の中でも寝れますので頑張りましょう。

午前10時前後に大山寺につきますので出発は10時半となります。

まずは元谷まで約1時間の行程です。ここで足慣らしをします。

元谷は広い扇状地状になっています。ここを過ぎ行者尾根ルートで6合目の小屋を目指します。この辺りは急な斜面もありますので以下のような雪上訓練を行います。

・ハーネスの装着とロープとの結束

・マスト結び ・半マスト結び ・8の字結び

・フィックスロープの通過(カラビナケーブル、マイクロトラクション)

・スタカットによる歩行

・コンテェニアンスによる歩行(特にマイクロトラクションの使い方)

・クランポンの装着

・アックスの持ち方

・滑落停止のしかた

・ロープでつながったメンバーが滑落した際の対処(稜線での振り分け確保、耐衝撃確保姿勢)

・ラッセルの仕方

・耐風姿勢

行者コースから夏道コースに合流すると登山者も一気に増えます。しばらくして6合目の小屋です。時間やコンディション次第ではここでテント泊になる可能性もあります。

6合目の小屋を過ぎると樹木はなくなり吹きさらしの尾根道となります。傾斜もきつくなりますので滑落には注意しましょう。2時間弱で弥山山頂小屋到着です。

山頂小屋では冬山テント泊の体験をします。食事などはいつものゴーアドグルメではなく西穂テント登山を想定したメニュー(ラーメンのみ)となります。朝食は行動食とお湯です。

《2日目》

5時に起き、水を作り食事を済ませ明るくなったら空身で出発します。

剣ケ峯までの縦走は非常に危険なルートです。前日の各自の行動を見て人選をし、剣ケ峯往復パーティと山頂周辺での雪上訓練パーティに分けて行動します。

12時に下山を開始し14時に駐車場到着、解散となります。